
サッカー日本代表が、E-1選手権で優勝した。 しかも、3戦全勝の完全優勝。 メンバーは、普段の代表戦ではなかなか出番を得られていなかった選手たちが中心だった。 それでも、しっかり勝ち切った。 これは、日本代表の層の厚さと、レベルの高さを改めて示す結果だったと思う。
世界を驚かせた、その先へ
ここ数年の日本代表は、W杯でドイツやスペインを破るなど、世界を驚かせる活躍を見せてきた。 その実力は、もはや“まぐれ”ではない。 堂安律や遠藤航が「W杯優勝を目指す」と語るのも、遠い夢ではなく、現実味を帯びてきている。
E-1選手権の前身は、ダイナスティカップ。 90年代、カズや「アジアの大砲」高木琢也らが全盛だった頃、声を枯らして応援して、やっとの思いで優勝していた時代が懐かしい。 あの頃と比べると、今の日本代表は本当に強くなった。
アジア全体のレベルも上がっている
中東のクラブに世界のビッグネームが移籍してくる流れも、アジア全体のレベルアップにつながっているのかもしれない。 かつては「アジア=発展途上」というイメージだったが、今は違う。 アジアのサッカーは、確実に世界に近づいている。
長友佑都、38歳のハードワーク
そんな中、今回のE-1選手権で、長友佑都選手が代表に選ばれ、中国戦では先発出場。 相変わらずのハードワークで、チームを鼓舞しながら試合を勝ちにつなげた。 W杯を来年に控える中、クラブでもコンスタントに試合に出ていて、コンディションも悪くない。
はたして、長友佑都は来年のW杯メンバーに選ばれるのだろうか。
左サイドの競争と、39歳という年齢
長友選手の主戦場である左サイドには、三笘薫や久保建英といった強力なライバルがいる。 中国戦のような3バックの左には、長友選手は入らないだろう。 そして、来年で39歳。 年齢的には、厳しい挑戦になる。
それでも、長友佑都は“選手”として準備している
ここで出てくるのが、経験値やキャプテンシーという価値。 過去にも、中山雅史、秋田豊、川口能活らが、年長者としてチームを支えてきた。 ある種、重要なポジションだと思う。
でも、長友佑都は、あくまで“選手”として試合に出る準備を、常に完璧に整えている。 その姿勢は、後に続く者たちに、しっかりと伝わってほしい。
最後に:僕は長友佑都が好きだ
長友佑都選手は、ただのベテランではない。 今も走り続けている。 インテルという名門クラブでレギュラーをつかんだ男。 その“インテルでレギュラー”という実績は、日本サッカー史のなかでもやっぱり特別だと思う。
しかも、それを10年以上前から維持してきたというプロ意識の高さには、心から脱帽する。 代表チームに長友選手がいると、プレーの安定感はもちろんのこと、雰囲気づくりの面でも大きな存在感がある。 試合前の円陣、ハーフタイムでの声かけ、空気をピリッと引き締めたり、ふわっと和ませたりできる人って、そうそういない。
若手選手たちがその姿勢に影響を受けていることは、きっと間違いない。
W杯のメンバー選考には、当然激しい競争がある。 ポジション、年齢、戦術的なフィット……あらゆる要素が絡み合う。
それでも、出るために“準備を続けている”という長友選手のスタンスは、何よりも尊くて、応援したくなる。 僕は、長友佑都選手が好きだ。 これからも、代表でその姿が見られるように願っている。