
藤浪晋太郎投手が横浜DeNAベイスターズに加入した。背番号は27。ファンとしては、正直、期待しかない。日本復帰初登板は7月26日のファーム・ロッテ戦。初回をわずか5球で三者凡退に抑える快投で、復活への第一歩を踏み出した。
しかし、8月6日のジャイアンツ戦では4回途中7四死球5失点で降板。SNSでは「藤浪が藤浪してる」などと揶揄される場面もあった。阪神時代から時折見られる“荒れ球”の片鱗が、ここでも顔を出した。
イップスか否か──揺れる評価と本人の葛藤
藤浪投手には、かねてよりイップスの噂がつきまとってきた。最近ではベイスターズ関係者が「イップスではない」とコメントしたとも報じられているが、真相は本人にも分からないのかもしれない。
イップスの原因は多岐にわたる。身体的な違和感から精神的なプレッシャーまで、あるきっかけで突然発症することもある。イチロー選手や田口壮選手も過去にイップスに苦しみ、ポジション変更などで克服した例がある。
ベイスターズの徳山壮磨投手も、昨季は一軍で活躍したが、今季は登板がなく、リハビリを続けている。精神的な壁と向き合いながら、再びマウンドに立つ日を目指している姿は、藤浪投手にも重なる部分がある。
再起の可能性──“普通に”“期待どおりに”活躍するために
評論家の多くは藤浪投手を「イップスではない」と見ている。実際、高卒3年目までは先発完投もこなしていた。つまり、技術的には十分なポテンシャルがある。問題は、何かのきっかけで再び自信を取り戻せるかどうかだ。
藤浪投手のストレートは150キロ台後半を記録する圧倒的な武器だ。制球に課題があるとはいえ、荒れ球が逆に打者を惑わせる場面もある。だからこそ、ファームでしっかり準備し、一軍で“普通に”“期待どおりに”活躍してくれることを願っている。
期待と信頼──ベイスターズでの役割
今のベイスターズにとって、藤浪投手は重要な戦力だ。ファームでの登板を通じて調整を重ね、チームに合流する日を待ちたい。茶化す声もあるが、それ以上に応援する声がある。藤浪晋太郎という投手が、もう一度輝く瞬間を、僕たちは信じている。